重松 清

定価: ¥ 540
販売価格: ¥ 540
人気ランキング: 12790位
おすすめ度:

発売日: 2003-06
発売元: 新潮社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
フレーズの宝石箱
この本には印象に残るフレーズが一杯詰まっています。
一つ一つが胸の深く刺さります。
一度さがされてはどうでしょう。
重松清を読むと、こんなに温かい目で人を見れたらと
反省モードに入ってしまうのですが、
なぜかやめられません。
ビタミン中毒ですね。
さすが直木賞受賞作
小学校?中学校程度の子供がいる,40歳前後の中年男性が主人公の短編7編。どれも,子どもがいじめられていたり,娘が悪い男と付き合っていたり,といった家庭的にシビアな状況にある。そのシビアな状況は,基本的には劇的な改善を見ない。「セッちゃん」で,主人公は娘に「現実は厳しいんだよ,おとなもこどもも」と語るが,確かにそうであろう。ただ,シビアな状況なりに何となく希望が見えてくる辺り,重松清ならではといえると思う。
一番気になった作品は,「パンドラ」。娘がおかしな男と付き合っているらしい。オロオロするばかりで現実的な対応ができない父親=主人公と,冷静に対処する母親=妻。私自身,娘を持つ中年男性として,読みながら「どうしたらいいんだ」とオロオロ気持ちが落ち着かなかった。
《子供が成長するにつれて自分に近づいてくるように感じていられたのは,いつ頃までだったろう。親は身勝手だ。ある時期までは早く大きくなれと願い,ある時期からはいつまでもこのままでいてほしいと祈ってしまう。》(149?150頁)
まったく同感。
あらゆる意味で生々しい
大変手腕のある作家さんなのはわかるけど、キャラクター描写がどれも生々しいので、苦手なヒトは苦手かも。
(例えば浅田次郎だと、切ない話でもファンタジー要素があるぶん、客観的に読めてラク)
マイホームパパだけじゃなくて、悪い男性の話も読んでみたいです。
